東京都防災ガイドブック
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筋かいの有無や接合部の状態を調べます。筋かいや基礎の劣化の状態を調べます。診断例接合部に金具がなかった診断例白アリ被害や材木の腐れ柱や壁、床の傾き、建具の立て付けの状況を調査します。診断例外壁にヒビがはいっている診断例窓枠が歪み開閉がしにくい窓があった12建物外部の調査室内の調査①家屋の安全を確認しましょう【耐震診断】天井・屋根裏の調査床下の調査(1) 家庭での備え 地震発生時、あなたや家族の大切な命を守るためには、建物の耐震化と室内の安全確保、そして適切な行動が重要となります。 そのためには、日頃から地震に関する正しい知識を持ち、様々な備えをしておくことが大切です。 阪神・淡路大震災では、死者数の9割以上が家屋の倒壊や家具類の転倒によるものでした。 建築基準法における新耐震基準(昭和56年6月1日施行)導入より前に建築された建物は、大地震に対する安全性が低いと言われています。 また、新耐震基準導入後でも、平成28年の熊本地震で一部に倒壊の被害が見られたことから、平成12年5月31日までに着工した木造建物の耐震化にも取り組む必要があります。 耐震化チェックのために、「耐震診断」を受け、必要な場合には「耐震改修」を行いましょう。2 日頃からの備え診断箇所外壁仕上げや劣化の状態を調査します。

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