東京都防災ガイドブック
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の内側マンホール継手が抜けない地盤の動きに対応引っ掛かって抜けない!抜け出し防止機能を持つ耐震継手を用いて、水道管の耐震化を図ります。マンホール壁に道路を掘らないでマンホール内から弁を設置地震による強い揺れ地下水圧が上昇すると自動的に弁が外れ、 マンホール内部に地下水を取り込む  ⇒ 地下水圧を下げ、浮上を抑制地震により被害を受けやすい下水道管とマンホールの接続部を可とう化します。地震の揺れを吸収するゴムブロックなどを設置水道管の耐震化マンホールの浮上抑制対策下水道管とマンホールの接続部の耐震化36(3) ライフラインの震災対策 上下水道などライフラインの震災対策 震災が発生すると、上下水道をはじめ、電気、ガス、通信などのライフラインに支障が生じます。 震災発生時における被害を最小限にとどめるため、上下水道について次のような予防対策を進めています。 大規模震災で上下水道管の破損などが起こると、飲み水の確保はもとより、トイレやお風呂が使えなくなるほか、水道管の漏水や下水の流出により、浸水被害の発生、企業活動の停滞等、都民の生命、財産に関わる重大な事態が生じるおそれがあります。また、漏水による道路陥没や液状化によるマンホールの浮上により、道路の車両通行が阻害されるなど、応急対策活動にも支障をきたしてしまいます。 このような事態を回避するために、水道管の耐震化、下水道管とマンホールの接続部の耐震化や液状化しやすい地域のマンホールの浮上抑制対策などを進めています。

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