東京都防災ガイドブック
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駅事業者による利用者保護要配慮者の搬送43 一時滞在施設①一時滞在施設とは 帰宅困難者対策訓練 都では、毎年主要駅周辺を中心に帰宅困難者対策訓練を実施しています。駅構内での利用者保護訓練、一時滞在施設の開設訓練、要配慮者の搬送訓練など、実践的な内容を盛り込んだ訓練を行っています。  行き場のない帰宅困難者を原則3日間受け入れる施設のことです。これまで、都立施設等を指定し、3日分の飲料水や食料、簡易トイレ等を備蓄しています。一時滞在施設では、可能な範囲で以下の支援を行います。  ○施設の安全を確認した後、行き場のない帰宅困難者を受け入れます。  ○水や食料、ブランケットなどの支援物資を配布します。  ○トイレやごみの処理などの施設の衛生管理を行います。  ○周辺地域や道路の被害状況、鉄道の運行状況などの情報収集及び施設滞在者に   対する情報提供を行います。②一時滞在施設の確保に向けて民間事業者の協力を求めています 都は、これまで都の施設の一時滞在施設への指定を進めてきましたが、想定される帰宅困難者を受け入れるには、行政機関による「公助」では限界があります。このため、都は国や区市町村等と連携し、民間事業者に一時滞在施設確保の協力を求めています。 都では、帰宅困難者を受け入れていただける民間事業者に対し、帰宅困難者用の備蓄品の配備支援や帰宅困難者の受入に係る設備の整備に対する補助等を実施しています。③一時滞在施設の運営に積極的に協力しましょう 一時滞在施設は、民間事業者等の協力により確保しています。帰宅困難者として施設に滞在する際には、受付や備蓄品の配付など、施設の運営に積極的に協力しましょう。

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