東京都防災ガイドブック
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止水板止水板44(8) 風水害対策 事前の対策①河川の整備②下水道の整備③洪水ハザードマップの作成支援④「東京マイ・タイムライン」⑤「水害リスクマップ」⑦地下鉄における浸水対策⑧土石流対策 激甚化・頻発化する豪雨に対応するため、川幅を拡げるなどの河道整備や洪水を一時的にためる調節池の整備などを進めています。 早期に浸水被害を軽減するため、浸水の危険性が高い地区などに重点化し、幹線や貯留施設など、下水道施設の整備を進めています。 区市町村は、洪水時の堤防の決壊等による浸水状況と避難方法等の対策に係る情報を分かりやすく図示した「洪水ハザードマップ」を作成しています。東京都は、作成・公表にあたって、関係機関と連携して区市町村を支援しています。 都民一人ひとりが、避難に必要な防災気象情報を正しく理解し、自らの環境や地域の特性に合った避難行動をとれるよう、日頃より水害からの避難を考えるためのツールを一式にまとめています。 冊子版に加えて、「東京都防災アプリ」内コンテンツとしても配信中。お手持ちのスマートフォンで、手軽にマイ・タイムラインを作成できます。東京都防災HP上の作成支援動画もご参照ください。 河川の洪水や高潮による氾濫、土砂災害など都内で想定される水害リスクを視覚的に確認できる「水害リスクマップ」を作成。「東京都防災アプリ」上で配信しています。 GPS機能との連動により、現在地の水害リスクをすぐに確認することも可能です。⑥「TOKYO VIRTUAL HAZARD−風水害−」 風水害の脅威を疑似体験でき、いざという時にとるべき行動を学習できるVR動画を東京都防災HP、東京動画などで配信しています。 地下鉄では、駅出入口などからの浸水を防ぐため、止水板や防水扉を設けています。さらに、トンネル内にも防水ゲートを設け、浸水があっても被害が拡がらないようにしています。 土石流の危険性が高い箇所、過去に土石流災害が発生した箇所において、砂防堰堤などの整備を実施しています。整備にあたっては、移転等が困難な避難所や要配慮者関連施設などを考慮して、人命の保護効果や緊急性が高い箇所から順次進めています。

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