会社や一時滞在施設では、事前に帰宅開始のルール ( 要配慮者から、家が近い人からなど) の周知を124職場の備蓄を知っておこう職場で被災しても、そのままとどまれるように、東京都では事業者に対して従業員用に3日分の備蓄をしておくよう求めています。自分の職場にはどのような備蓄があるのか、日頃から確認しておきましょう。そのうえで、自分に必要な物(モバイルバッテリー、薬、コンタクトレンズ、防寒グッズ、好みの食料など)を職場のロッカー等に備えておくと安心です。帰るときにも落ち着いて順番に発災から3日程度経過し、混乱が収まってから、帰宅を開始しましょう。復旧状況により公共交通機関の運行が再開しているかもしれません。ただし、帰れるからといって帰宅困難者が一斉に駅や道路に出ていくと、結局危険な混雑を発生させてしまいます。帰宅する際は、周囲をよく見て、人が集中しないタイミングを計りましょう。
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