東京くらし防災
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迷わず周囲に協力依頼を挟まれている人に安心感を与えるような声かけも忘れずに132危険な場所から助け出す方法もしものときこそ「共助」がいのちを救う大災害時は負傷者が多くなります。倒壊した建物に閉じ込められた人の救助活動は同時多発的に必要になり、道路が通行困難になって救急車の到着が遅れることも。そこで、周りの人と協力し、ひとりでも多くの人を助けること(共助)が重要になってきます。もし身動きが取れない人を見つけたら、複数人で助け出しましょう。倒壊した建物や家具に挟まれた人がいたら…倒壊した建物や家具に挟まれて動けない人がいたら、自分の安全を確保したうえで応援を呼び、救助に当たりましょう。車載ジャッキや堅い角材で、てこの原理を利用して家具を持ち上げることができます。なお、身体が長時間圧迫されていたことによる「クラッシュ症候群」が起こることもあるので、むやみに助け出すのは危険です。「東京防災」222、223 ページ

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