いまできる備え災害が起きたら被災後のくらし○○❷身体に不自由がある人【自宅で】○【外出先で】○発災直後、目に障害がある人には、本人のそばで、目の前の状況を言葉で説明しましょう。耳に障害がある人には、身振りや筆談で適切な情報を伝え、どのような支援が必要かを確認しましょう。車椅子を使用している人で、自分で避難することが難しい場合は、何をしてほしいかを直接聞くとよいでしょう。揺れている間は身の安全を第一に。車椅子の人は前かがみになり、重心を下げる姿勢を取ります。揺れが収まったら、目が不自由な人は大声を出したり、防災用ホイッスル等の道具を使って助けを呼びましょう。避難の際は一方の手で頭と顔を保護し、もう一方の手で壁を伝いながら出入口へ向かいます。耳が不自由な人は、身の安全を確保したうえで的確な情報を得ることが大切です。車椅子を使用している人で、自分で避難することが難しい場合は、安全な場所で支援を待ちましょう。まずは大声を出したり身振り手振り等で自分から進んで周りの人に支援を求めましょう。病気を抱えている人はその旨を告げ、近くの避難場所や医療機関に誘導してもらうように。体力の消耗を防ぐために、ゆっくりと呼吸して、気持ちを落ち着かせましょう。目や耳が不自由な人や車椅子を使用している人を見かけたら支援等を必要とする人が適切に避難できるために137
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