東京くらし防災
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○○❸言葉の理解等、他者との意思疎通に不安がある人138【自宅で】○【外出先で】○発達障害や精神障害がある人がいる家族ができること災害時は、本人の障害特性を理解している家族でも予測できない行動に出ることがあります。また、支援する側が不安な気持ちでいると、本人はより不安定な状態になってしまいます。どんな状況でも落ち着いて、周りの安全を確認しながら対応しましょう。日本語がわからない外国人が戸惑っていたら「大丈夫ですか?」と声をかけてみて。言葉が通じない場合は、ホテル等普段から外国人と接することの多い施設が近くにあれば、案内するのもよいでしょう。発達や精神に障害がある人は、いつもと異なる状況に戸惑い、パニックを起こすのが最も危険です。揺れが収まったら大きく深呼吸をして、安全な場所で家族や支援者を待ちましょう。日本語がわからない外国人は、スマートフォン等で今何が起こっているのか正確な情報を入手しましょう。発達や精神に障害がある人は周囲に助けを求めましょう。ヘルプカードや障害者手帳を見せて、どんな手助けが必要かを伝えましょう。言葉による意思疎通が困難な場合には、身振りや手振りで周囲の人に避難の支援を求めていることを強く伝えましょう。

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