東京防災
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014 出典:岩手県「東日本大震災津波を教訓とした防災・復興に関する岩手県からの提言」(2015年)  https://www.pref.iwate.jp/kensei/seisaku/bousaikaigi/1012174.html出典:気象庁 「長周期地震動とは?」 気象庁ホームページより「首都直下地震等による東京の被害想定」の震度分布や、被害の分布などを地図上で確認することができます。東京都被害想定ホームページ災害が起こったときに、身の周りで起こり得る被害想定を調べることができる「首都直下地震等による東京の被害想定」を基に作られたウェブサイト。家族構成や建物の構造、住んでいる地域などを選択すると、「マイ・被害想定」が作成できます。南海トラフ巨大地震の発生ではこんなことが起こる島しょ部では島しょ部では、早くて十数分で、20mを超える高い津波が到達する島もあります。津波被害が多い三陸地方で「津波てんでんこ」の言い伝えのとおり、津波が起きたら家族が一緒にいなくても、てんでんばらばらに高所に逃げ、まずは自分のいのちを守ることが大切です。都内の高層ビル等では南海トラフ巨大地震が発生すると、周期の長いゆっくりとした大きな揺れ(地震動)が生じると考えられています。このような地震動を「長周期地震動」といい、地震波の周期と高層ビルやマンションなどの建物の固有周期が一致すると共振して、建物が大きく揺れます。共振すると高層ビルは長時間にわたり大きく揺れるため、室内の家具や家電が転倒・移動したり、エレベーターが故障することがあります。

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