近年、日本各地で災害の激甚化や頻発化が進み、息をつく暇もないほど災害が発生しています。特に気候変動や活発な地殻変動などが原因と考えられる集中豪雨や大型台風、線状降水帯といった新たな気象現象の発生、火山活動の活発化が各地で確認されるなど、災害の様相は大きく変わってきています。その一方で、高齢社会の進展で様々な支援が必要な人が増加しているほか、社会のデジタル化が進み、今やスマートフォンを活用した防災アプリやウェブ上のサービスが充実したり、電源となるバッテリー機器、LED照明などの利用も広がっています。変わっていく災害に対しては、自助により新しい備えを充実させる、防災を体験できる機会を増やす、地域の人と交流する、といった様々な備えを、社会全体で充実させていくことが重要です。015 変わりゆく災害、新しい備えをみんなで進めよう
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