東京防災
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152 風水害は単に降水量によるばかりでなく、浸水被害が起きやすい河川水位より低い沖積平野や、土砂災害のおそれがあるエリアなど、地形や土地の特性によることがわかっています。あらかじめ自宅のある自治体のハザードマップを確認し、危険性を知っておきましょう。洪水ハザードマップ(東京都建設局)ハザードマップで地域の風水害の危険性を知るハザードマップを確認するハザードマップとは、被害が想定されるエリアや避難する場所を示した地図です。区市町村ごとに作成され、洪水、内水氾濫、土砂災害、高潮などによって被害が異なるため、災害種別ごとに確認しましょう。また、エリアごとに浸水する深さもわかり、例えば、浸水する深さが3mのエリアであれば1階相当が水没、5mであれば2階相当が水没することが示されています。身の周りで起こりうる災害を確認するハザードマップを確認したら、浸水や土砂災害のおそれがあるエリアに当たっていないか、もしそうなら程度はどのくらいかもしっかり把握しておきましょう。自宅からの避難場所とそこまでの経路、また最寄り駅やよく行く場所なども見ておきましょう。東京都防災アプリには「水害リスクマップ」もありますので併せて活用するとよいでしょう。

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