東京防災
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巨大地震1巨大地震2台風・豪雨災害そのほかの災害多様な人びとにもしもの防災災害知識少人数・個別空間での避難を優先多くの人がいる密集場所を避けて、自宅や親戚宅など「少人数・個別空間」での避難を優先させます。やむを得ず避難所へ避難しなければならない場合は、指定避難所に大勢が集まるのではなく、ホテル、宿泊施設、避難指定されていない公民館や民間施設などへの避難も行う必要があります。個室が確保できる場所を探す感染症等に診断された人と、そうでない人は、可能な限り部屋を分ける必要があります。感染症を疑う人が避難してきた場合は、どんな状況下であれ、一人ひとりの尊厳が守られるよう配慮が必要です。病院への移送や、個室が確保できる場所を探すなど、対処に最善を尽くします。ウイルスは持ち込まない、持ち帰らない、広めないボランティア等の支援者は、健康チェックや衛生対策を徹底します。被災地域にウイルスを持ち込まない・持ち帰らないなど、感染を広めないことを心がけます。185 災害時の感染対策新型コロナウイルスをはじめとする感染症が広まっているときに災害が発生した場合、政府からは、感染予防策として「分散避難」への協力が呼びかけられています。しかし、自宅等が危険な場合の指定避難所では、多くの避難者と共同生活を送らなければなりません。感染症専用の部屋が確保できない状況も想定されるため、クラスター(集団)の発生を防止することが重要です。

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