東京防災
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192 支援等が必要な人は身軽な動きやとっさの判断がしにくい分、あらかじめ備えを行っておくことが、災害後の円滑な生活につながります。下記のポイントを意識しながら、本人や支援者、かかりつけ医や福祉施設関係者などと事前に話し合い、個別避難計画を作成しておきましょう。また、支援等が必要な人同士の助け合いも重要です。避難の知識支援等が必要な人には、障害等の特性に配慮した、より具体的な知識と備えが必要です。安全点検と対策とっさの行動が取りにくい支援が必要な人にとって、いのちを守るうえで身の周りの整備は不可欠です。個別避難計画の作成必要な医療的ケア、福祉的ケアの内容を明確にし、支援者を決めた避難計画を作成しましょう(194ページ)。地域との交流日頃から積極的に地域の人びとと交流の機会を作り、顔なじみをたくさん作りましょう。避難についての話し合い本人だけではなく、支えてくれる支援者や地域の方、医療関係者との話し合いは欠かせません(195ページ)。避難用品の用意薬や医療用品など、3 日〜 1 週間程度を目安に余裕を持った備蓄をしておく必要があります。防災手帳・ヘルプカードいつでもどこでも携帯できる、防災手帳やヘルプカード(266ページ)があれば、被災後の生活に役立ちます。防災訓練への参加地域や職場などの防災訓練には、できる限り参加することが、周囲の理解につながります。支援等が必要な人の日頃の対策ポイント

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