巨大地震1巨大地震2台風・豪雨災害そのほかの災害多様な人びとにもしもの防災災害知識直接圧迫法による止血間接圧迫法による止血大量出血は生命の危険も出血している部分にガーゼや清潔な布などを直接当て、手や包帯で強く圧迫します。布の大きさは、傷口を完全に覆う大きさが必要です。感染予防のため、ゴム手袋やビニール袋などを必ず着用し、血液が付着しないように心がけてください。直接圧迫法での止血が難しい場合は、間接圧迫法を試みます。心臓に近い動脈を親指等で骨に向かって押さえ付け、血の流れを一時的に止めます。ひじから先の出血は上腕の内側中央で、いずれも親指で強く押します。足からの出血は、出血側の足を伸ばし、大腿骨の付け根をこぶしで強く押します。人間の全血液量は体重の7〜8%で、体内の3分の1の血液が失われると生命の危険があります。真っ赤な血が噴出するような動脈性出血は、すぐに止血が必要です。毛細血管からの出血はほとんどの場合、自然に止まります。213 止血方法
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