東京防災
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巨大地震1巨大地震2台風・豪雨災害そのほかの災害多様な人びとにもしもの防災災害知識12347揺れなどの状況震度0人は揺れを感じません。屋内で静かにしている人の中には揺れをわずかに感じる人もいます。屋内で静かにしている人の大半が、揺れを感じます。屋内にいる人のほとんどが、揺れを感じます。ほとんどの人が驚き、電灯等のつり下げ物は大きく揺れます。据わりの悪い置物が倒れることがあります。大半の人が物につかまりたいと感じます。棚にある食器類や本などが落ちることがあります。固定していない家具が移動することがあり、不安定な物は倒れることがあります。5弱5強物につかまらないと歩くことが難しく、棚にある食器類や本など落ちる物が多くなります。補強されていないブロック塀等が崩れることがあります。立っていることが困難で、固定していない家具の大半が移動し、倒れる物もあります。壁のタイルや窓ガラスが破損、落下することがあります。耐震性の低い木造建物は瓦が落下したり、建物が傾いたり倒れることもあります。6弱はわないと動くことができず、飛ばされることもあります。固定していない家具のほとんどが移動し、倒れる物が多くなります。大きな地割れが生じたり、大規模な地滑りや山体の崩壊が発生することがあります。6強耐震性の低い木造建物は傾く物や、倒れる物がさらに多くなります。耐震性の高い建物も、まれに傾くことがあります。耐震性の低い鉄筋コンクリート造りの建物では、倒れる物が多くなります。237 震度とマグニチュード震度は地震による揺れの強さです。気象庁は計測震度計によって測定された震度を「震度0」から「震度7」までの10階級で発表しています(下表)。一方、マグニチュード(M)は地震のエネルギーの大きさを示す指標です。例えば、マグニチュードの小さい地震でも、震源地から近いと震度は大きくなります。

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