東京防災
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巨大地震1巨大地震2台風・豪雨災害そのほかの災害多様な人びとにもしもの防災災害知識ネジ止めなどで対策をキャスター付き家具はロックテーブル・椅子のすべり止め家具類のレイアウトを工夫したら、器具による家具類の転倒・落下・移動防止対策を行います。最も確実な方法は、壁にL型金具でネジ止めすることです。ネジ止めが難しい場合は、突っ張り棒とすべり止めストッパー、突っ張り棒と粘着マットを組み合わせると効果が高くなります。日常的に動かして使う場合、移動時以外はキャスターをロックし、定位置がある場合は壁や床に着脱式ベルト等でつなげます。普段動かさない物は下皿や、ポール式器具などを設置し、固定します。壁面に接して置いていない背の低い家具類の中でも、特にテーブルや椅子は移動防止対策が必須。粘着マット、カーペットの場合はすべり防止マットを設置します。タイルカーペットの場合は、面ファスナーの凸面をカーペットに向けます。特に高層マンションの高層階では長周期地震動(238ページ)の問題があります。周期とは揺れが1往復するのにかかる時間です。低い建物に比べて周期の長いゆっくりした大きな揺れが生じます。047 対策のポイント転倒等防止対策

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