耐震性の高い構造エレベーターが使えなくなる066 東京都では、約900万人の都民がマンション等の共同住宅に住んでいます。耐震基準を満たしたマンション等は、被害が軽微であれば在宅避難が可能となります。在宅避難を継続するためには、各家庭とマンション全体での備えが必要です。また、マンション等居住者以外の住民との相互連携による「共助」も欠かせません。まずマンションの強みと弱みを知っておきましょう。耐震基準を満たしたマンションは、大きな揺れで建物に亀裂や破損が生じることはありますが、旧耐震の建物と比べれば倒壊する可能性は低く、在宅避難ができる可能性が高くなります。大地震や停電などでエレベーターが階の途中で止まってしまうと、閉じ込めにつながるとともに、高層階の居住者や高齢者、車椅子の方が外出先から自室に戻れないこともあります。また復旧に時間がかかる場合、1階との行き来にも支障が生じることもあります。マンションの強みマンションの弱みマンション防災
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