首都圏に大きな被害をもたらした関東大震災。マグニチュード7.9と推定される地震が起こり、都内では多くの建物が火災で焼失しました。それから100年経った今、新たに大規模な地震の発生が予想されています。「首都直下地震」「南海トラフ巨大地震」です。人口が多い東京でこの地震が起こると、耐震性の低い建物が倒壊します。火災も発生します。街は多くの犠牲者や帰宅困難になった人びとであふれます。ライフラインが被害を受け、電気・ガス・水道・下水道が当面の間、使えなくなることが想定されます。電話やインターネットなどの通信の途絶も想定されます。被害が大きい場合、その復旧・復興までの時間は長期化するおそれがあります。当たり前だった暮らしは地震が起きたその日からまったく変わります。007
元のページ ../index.html#7