東京防災隣組認定団体の合同交流会を開催しました!
更新日 平成26年11月5日印刷
平成26年10月19日及び26日、都庁第一本庁舎5階大会議場で「東京防災隣組認定団体合同交流会」を開催しました。
この交流会は、「東京防災隣組」認定団体の相互の情報交換や交流を目的とするもので、第一回から第三回までの認定団体の方々にお集まりいただきました。
認定団体による活動事例発表
今回の交流会では、テーマを「地域防災における人材の確保・育成による組織の活性化について」と設定しました。このテーマに基づき、認定団体から4つの団体(2日間合計)に取組状況等を発表いただきました。
10月19日
「コミュニティ協議会 まちづくり昭島北」(昭島市)は、研修会や講習会、安否確認ステッカーの全世帯配布、防災訓練の実施など、地域として”防災の仲間づくり”を進めるための活動事例についてお話しされました。
「高木町自治会防災部」(国分寺市)は、人材確保・育成の取組として、自治会主催のイベントである「防災ファミリーひろば」を例に挙げ、子供とその両親、さらに地域のお年寄りなど、世代を超えた住民同士での訓練や交流を通して、防災意識の向上や次世代育成を図っていることなどについてお話しされました。
10月26日
「SYM三町会災害連合会」(文京区)は、「自主防災から自守防災へ」と題して、訓練や防災マニュアルの整備などを通して作り上げた「町会と事業所の連携」や「災害時の協力体制」に関する活動の歩みと今後の方向性などについてお話しされました。
「萩中町会」(大田区)は、懇親会や講演会の実施ほか、PTA主導による訓練マップの作成、防災活動に必要な制服や装備の整備など、様々な活動を通して地域の関係づくりや防災意識の向上に取り組んでいることについてお話しされました。
「ワールドカフェ」方式によるグループディスカッション
自身も地元の消防団員や町会役員として地域防災力の充実強化に向けた活動に日々取り組まれている伊藤 英司氏(公益財団法人市民防災研究所)の進行のもとで、「ワールドカフェ」方式によるグループディスカッションを行いました。「ワールドカフェ」とは、「会議室で日々行われる機能的な会議よりも、「カフェ」で行うような、オープンで自由な会話を通してこそ、活き活きとした意見の交換や、新たな発想の誕生が期待できる」という考え方に基づいた話し合いの手法。今回は、メンバーの組合わせを変えながら、4、5人単位の小グループで話し合いを続けることにより、短時間で多くの人との意見交換や知識の共有を行うことを目指しました。
席替えを2回行いながら、参加者同士で活発な意見交換を行った後、最初のグループ席に戻り、各テーブルごとに「まとめペーパー」を作成しました。途中、様々な情報を見聞きしたことで、色々なアイデアが詰まった、充実したまとめが出来上がりました。
これらのまとめをもとに、伊藤先生から解説・総括が行われ、地域で人のつながりを作るために大切なことや、地域防災力向上に欠かせない組織力強化のあり方などについてお話しいただきました。
交流会終了後には、参加者から「たくさんの方と意見交換できてよかった」「町会運営のヒントを得ることができた」という感想が聞かれました。
このページに関するお問い合わせ
東京都総務局総合防災部防災管理課防災事業推進係(防災隣組推進チーム)
電話:03-5388-2549
メールアドレス:S0000040(at)section.metro.tokyo.jp (at)を@に変えて送信して下さい。