【防災活動見学レポート】災害救助犬も登場!解体予定建物で実践的訓練! 港南防災ネットワークが「災害時救助訓練」を実施
更新日 平成27年3月23日印刷
2月15日(日曜日)、東京防災隣組第二回認定団体の港南防災ネットワークが「災害時救助訓練」を行いました。
港南防災ネットワークは、港区港南1~5丁目の町会・自治会・管理組合と事業所で構成される防災協議会です。地区内残留地区という地域特性を踏まえ、さまざまな防災活動に取り組んでいます。
今回の訓練は解体予定建物を使用し、災害時にどのように救助し、消火を行うかを、実際に体験するものでした。
訓練前半は、救助用資機材や消火器、ガラス飛散防止フィルムなどの取扱い説明が行われました。ハンマーで実際に壁を叩いて、その威力を体験したほか、飛散防止フィルムを貼り付けたガラスを破壊して、その効果を確認するなど、体験型の訓練となりました。
ほかにも、非常用簡易トイレや非常食の体験なども行われました。
後半は、建物の旧居室を使用し、より実践的な訓練が行われました。
「火事だ!」と訓練参加者が大声で叫ぶと、他の参加者が消火器を持って駆け付けます。しかし、部屋は施錠されていて入室できません。そこで、隣の部屋のベランダから、隔壁ボード(ダミー)を実際に破壊して突入。室内では、本物の消火器を実際に噴射しました。
また、別の部屋では、要救助者を、救助犬の発見により特定したり、笛や声を頼りに探し出したりして、応急担架で安全な場所まで搬送する訓練も行われました。
煙が立ち込める中での救助・消火訓練は、実災害のような緊迫感がありました。参加者も「本当の災害のようだ」と、真剣な表情で訓練に臨んでいました。
当日は、消防署や消防団、警察署、近隣の防災協議会など様々な機関・団体が参加し、地域を挙げての訓練となりました。
災害はいつ起こるか分かりません。このような実践的な訓練は、救助や消火のノウハウを学べるだけでなく、災害の疑似体験をするという意味でも、大変意義があるものだと感じました。



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