(第892報)都立広尾病院における通常診療再開について
令和2年10月9日 18時30分
印刷都立広尾病院では、一般病棟(1病棟)の入院患者と当該病棟に関係する職員の新型コロナウイルスの感染が同時期に複数判明したことに伴い、診療体制を9月27日(日曜日)から縮小しておりました。この度、職員の自宅待機解除等により、院内の診療体制が整ったことから、下記のとおり通常診療を再開することとしましたので、お知らせいたします。
改めて、お亡くなりになった患者の御冥福をお祈り申し上げますとともに、病院を利用されている患者とその御家族、地域の医療機関をはじめとする関係者の皆様に、多大な御心配と御迷惑をおかけしましたことをお詫び申し上げます。
通常診療再開日程
以下のとおり、通常診療を再開する。
区分 |
現在の縮小状況 |
再開時期 |
---|---|---|
一般病棟(1病棟) |
新規入院患者の受入れを停止 |
10月12日(月曜日)から |
※救命救急センター(三次救急)の新規受入れ及び一部制限していた透析業務については、10月6日(火曜日)の報道発表(第7報)でお知らせしたとおり再開済
院内の感染防止体制について
所管保健所の指導を踏まえた主な対策
職員教育や巡回点検の実施
- 感染防止対策徹底のための研修を全職員(委託職員を含む。)に対して改めて実施
- 感染防御用具の着脱指導や手指衛生の実技指導などのさらなる徹底
- 感染管理担当(ICT)による新型コロナウイルス感染症に着目した標準予防策遵守点検の徹底
感染者のスクリーニング
- 入院前等の発熱患者や全身麻酔による手術等を予定している患者に対する検査による感染者の早期探知と早期隔離・治療の徹底
- 職員に対する発熱症状のチェックなど、健康管理を引き続き実施
施設面等の対応
- 感染が確認された当該病棟における紫外線照射装置による消毒の実施
- 消毒回数増など院内の消毒の強化
- 入院患者及び来院者に対するマスク着用や3密回避などの注意喚起掲示・案内の強化
院内の感染者の状況について
9月24日(木曜日)以降本日まで、感染者の把握のために実施したPCR検査の結果については、以下のとおりである。
区分 |
検査実施 |
うち陽性 |
うち陰性 |
---|---|---|---|
患者 |
78名 |
15名 |
63名 |
職員 |
257名 |
7名 |
250名 |
委託職員 |
48名 |
0名 |
48名 |
計 |
383名 |
22名 |
361名 |
(院外で検査を行い判明した患者Aを含む。)
これまで及び今後の対策の評価について
当該病棟以外の患者に感染が確認されていないこと、患者や職員について適切な隔離と健康観察が行われていること、職員の自宅待機解除に当たり実施したPCR検査で、これまで全員の「陰性」を確認していること、感染が確認された当該病棟の消毒が完了したこと、感染防止に関する教育を全職員へ早期に行うことなどを受け、所管保健所から10月12日からの通常診療再開を了承するとの意見があった。
このページに関するお問い合わせ
都立広尾病院事務局庶務課
電話:03-3444-1181
東京都病院経営本部サービス推進部事業支援課
電話:03-5320-5835