東京の防災プラン
14/59

― 10 ―〉 〉 〉 〉 〉 〉 〉 〉 〉 〉 〉 〉 〉 〉 〉〜三日後四日目以降〜▼数日後、徐々に上下水道等ライフラインの復旧が進み、避難所一帯に電気も供給されるようになった▼行政からの支援を受けるには、り災証明が必要とのことだが、発行まで相当程度時間がかかると言われ落胆する▼▼避難生活に疲れ、親類を頼って東京近郊に滞在しているが、早く自立した生活をしたいと考えている発災時に起こりうる想定シナリオ▼避難所での食事は三食ともアルファ化米や乾パンと水だった。それも避難者の数が多いため不足しがちであるが、発災に伴う混乱で、いつ応援物資が届くのか不明であると聞かされる▼▼▼食料配給時、避難者以外にも多くの人が食料を求めてくるようになってきた▼避難所の備蓄物資が不足しているが、なかなか物資が届かない様子で、避難所管理者と避難者との間でたびたびトラブルが発生しているようだ▼▼【出典】(一財)消防科学総合センター▼避難所に到着したが、避難所となる校舎は倒壊しておらず一安心する▼避難所は建物倒壊や延焼火災により家を失った住民であふれている▼何とか家族の安否がメールで確認できた▼のどが渇いたので水飲み場に行くが、水が出ない▼トイレに行こうとしたら、長蛇の列ができている▼避難所のスペースも狭く、床が冷たく寒くて眠れない▼▼【出典】(一財)消防科学総合センター▼夜が明けて、近くの病院に搬送された家族の様子を見に行く▼病院にはひっきりなしに負傷者が運ばれてきており、大混乱をきたしている▼避難所に戻る道で、遠くを見渡すと延焼火災が続いている場所もあり、自衛隊員、警察官及び消防隊員が倒壊建物等からの負傷者の救出救助活動を行っているが、手が足りていない状況が見て取れた▼▼【出典】(一財)消防科学総合センター

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer10.2以上が必要です