東京の防災プラン
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― 14 ―2020年に向けて備えるべき取組の方向性1.建物の耐震化、更新等揺れによる建物倒壊やそれに伴う死傷者が大幅に軽減されるまちが至るところで形成されています◆2020年には…自助・共助の取組公助の取組■自分でできる自宅・職場の安全対策を進めましょう・自宅の耐震性を把握するためには耐震診断を受けることが重要です。 耐震性が低いとの診断を受けた場合には、耐震化工事を行いましょう。・マンションなどの集合住宅でも、管理組合による適切な管理(耐震診断、耐震化)や改修、建替えによる機能更新で地震に備えましょう。・危険と思われる家具類及び家電製品は必ず固定しましょう。・ガラスの飛散防止シートを貼るなど、けがをしない環境整備を進めましょう。・寝室や玄関にはなるべく物は置かないなど、居住空間の安全性を確保しましょう。■防災上重要な建築物の倒壊を防ぎます・避難所機能や医療機能の確保が必要となる学校、病院をはじめとした重要な建築物について、財政的・技術的側面からの支援を行い、耐震化を進めます。・学校施設等における天井材、照明器具などの非構造部材の落下防止対策を進めます。2020年までに…防災上重要な公共建築物※1等の耐震化 完了■家屋やマンションなどの倒壊防止や防災性向上を促進します・マンションの耐震化、建替えに向け必要な財政的・技術的支援を実施します。・地域危険度、被害想定等の周知、耐震化の取組事例の紹介等の普及啓発を行います。・災害時にも生活を継続できる性能を備えた集合住宅(東京都LCP住宅)の普及促進を図ります。・耐震改修・建替えを計画的に実施することにより、都営住宅や公社住宅の耐震化を進めていきます。・市街地整備を通じて、老朽化した建物等の建替え、更新等を促進していきます。2020年までに…・住宅の耐震化 95%・都営住宅の耐震化 100%■家具類等の転倒・落下・移動防止対策を促進します・家具類等の転倒・落下・移動防止対策の実施率が低い若い世代などを中心に普及促進を図っていきます。2020年までに…家具類等の転倒等防止対策実施率 60%(2015年度)家具類の転倒防止対策集合住宅の耐震改修事例住宅での安全なスペースの確保住宅の耐震診断金属下地天井への改修鉄骨梁斜め補強材非構造部材の耐震事例水平鋼材― 14 ―2020年に向けてあらかじめ備えるべき取組地震・区部多摩〜数時間後〜三日後発災直後四日目以降〜発災直後

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