東京の防災プラン
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― 18 ―2020年に向けて備えるべき取組の方向性3.出火・延焼の抑制災害時に火災が発生しても、燃え広がらない、燃えないまちが至るところで形成されています◆2020年には…自助・共助の取組公助の取組■燃やさない・燃え広がらない地域をつくっていきましょう・自宅を燃やさないために、耐火構造住宅への建替えを進めましょう。 また、漏電遮断器※10・感震機能付き分電盤※11等の設置、避難時のガス機器の閉栓、電気の遮断等の出火防止対策を実施しましょう。・地域の方と協力して、定期的に訓練に参加し、消火器の使用方法など初期消火の技術を身につけましょう。・訓練などの機会を通じて、地域を守る消防団との交流を図りましょう。・消防団、消防少年団、自主防災組織などの活動に積極的に参加しましょう。■燃やさないための地域による初期消火力の強化を支援します・地域で意欲的な防災活動を行う「東京防災隣組」の活動発信を通じて地域の防災力強化を図っていきます。・地域防災力の要である消防団の機能強化のため、団員の確保や装備資機材の整備を推進します。・防火水槽や深井戸の整備、河川水等の利用など消火のための消防水利確保等を図るとともに、地域住民が初期消火に活用しやすい親子蓋※12付防火水槽の整備を推進していきます。・災害時の対応が円滑に行えるよう大小様々な住民参加型の訓練を実施します。2020年までに…・深井戸の整備 特別区11基・親子蓋付防火水槽の整備 特別区757基(2018年度)■火災による建物等の延焼を防ぎます・市街地を燃えにくくする不燃化特区※13の着実な実施とともに、制度の運用改善を図り、建物の不燃化、空地等の確保を促進していきます。・延焼を食い止め、避難・救援の道となる道路(特定整備路線)の整備を進めるとともに、整備されるまでの間、事業用地を活用し消防用仮道路の設置などの対策を進めていきます。・公園、緑地を整備し、燃え広がらない空間を確保していきます。2020年までに…・整備地域※3内の不燃化 延焼による焼失ゼロ・特定整備路線の整備率100%・都立公園の新規開園面積100ha防火水槽の設置状況親子蓋街角における実践的訓練消防資機材の整備木造住宅密集地域木造住宅密集地域の改善(イメージ)沿道建物の不燃化耐震化不燃化建替え、生活道路・公園等の整備都市計画道路の早期整備権利者による共同化等― 18 ―地震・区部多摩〜数時間後〜三日後発災直後四日目以降〜〜数時間後

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