東京の防災プラン
30/59

― 26 ―2020年に向けて備えるべき取組の方向性7.円滑な避難所の開設・運営発災時に、避難者が安心して避難生活を送ることができる環境が整っています◆2020年には…自助・共助の取組公助の取組■地域で協力し合い、みんなが安心して生活できる避難所を目指しましょう・円滑な避難所運営ができるように、日ごろから訓練を行いましょう。・避難所での避難生活では、炊き出し、清掃などを積極的に手伝うなど、みんなで協力し合いましょう。・避難所では、高齢者、障害者、妊産婦など様々な方が避難してきます。 例えば授乳スペースを設けるなど、様々な方に配慮した避難所運営体制を地域で築いていきましょう。・避難所での避難生活で必要となるものを入れた非常用持ち出し袋を日ごろから用意しておきましょう。■避難所となる施設の安全性を確保します・避難所となる学校施設、社会福祉施設等※2の耐震化を推進します。・学校施設等の天井材、照明器具などの非構造部材の落下防止対策を進めます。・避難所等の給水管及びその供給ルートとなる配水管の耐震化を進め、給水確保を図ります。2020年までに…・防災上重要な公共建築物※1等の耐震化 完了・都立学校体育館の天井材、照明器具等の落下防止対策 完了(2015年度)・避難所等の給水管耐震化率100%(2019年度)■避難者の安心を確保します・高齢者など要配慮者※17及び女性の視点に配慮した避難所の運営基準や運営方法を定める避難所管理運営マニュアルを定めるよう区市町村を支援します。・都の要配慮者対策に係る指針の改訂等を通じて、要配慮者の視点を踏まえた避難所運営体制を整備する区市町村を支援します。・自宅、避難所での生活が困難な要配慮者を受け入れる二次避難所(福祉避難所)※42の確保を支援します。・避難所における飲料水の安全等環境衛生確保に向けた支援を行います。・避難生活者の健康状態の確保に向けた保健活動を支援します。・ボランティア活動を円滑に実施できるよう災害ボランティアコーディネーター※43を養成します。2020年までに…全ての区市町村で避難所管理運営マニュアルを策定(2017年度)【出典】(一財)消防科学総合センター避難所での物資供給訓練良好な避難所生活の環境を確保金属下地天井への改修鉄骨梁斜め補強材非構造部材の耐震事例水平鋼材― 26 ―地震・区部多摩〜数時間後〜三日後発災直後四日目以降〜〜三日後

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer10.2以上が必要です