東京の防災プラン
32/59

― 28 ―2020年に向けて備えるべき取組の方向性8.発災後3日間の生活を可能にする飲料水や備蓄品の確保発災後の混乱を防ぎ、避難所や自宅での避難生活に必要不可欠な水、食料及び生活必需品が備蓄されています◆2020年には…自助・共助の取組公助の取組■災害時に必要不可欠な備蓄を行いましょう・普段家族が食べている食事、使用している物品などを参考にして、発災後3日間で必要となる食料や生活必需品を準備しましょう。・日持ちする食料、普段購入している生活必需品を少しずつ買い増すなど、日々の生活に合わせた準備をしていきましょう。・食料等の備蓄品を定期的に食べて新しいものを補充するとともに、家族で備蓄について考える機会を持ちましょう。・車に備えつけのラジオやテレビなどは災害時の情報収集手段の代替にもなるため、自家用車へのガソリン・軽油の補給を、日ごろからこまめに行っておきましょう。■生活に欠かせない飲料水を着実に確保します・浄水場、給水所など施設の耐震化を図るとともに、避難所等への供給ルート、被害が大きいと想定される地域などを優先的に水道管路の耐震化を進めます。・また、個々の施設が機能を停止しても給水を確保できるよう、導水施設※44、送水管の二重化及びネットワーク化を進めるとともに、電力事情に左右されないよう、浄水場等の自家用発電設備の新設、増強を図り、電力の自立化を進めます。・地域住民自らが応急給水を容易に行えるよう、給水拠点※45の維持管理、改造を進めるとともに、消火栓等を活用した応急給水の実施を図っていきます。■避難者に必要な物資を備蓄します・高齢者など要配慮者※17及び女性の視点にも配慮した食料・生活必需品の備蓄を推進します。・避難生活者の備蓄品を十分に保管できる備蓄保管スペースの確保を図ります。2020年までに…都と区市町村が連携して3日分の食料・生活必需品を備蓄■家庭における備蓄や電源の確保を促進します・防災ブックの中で、家庭内での備蓄方法等を紹介し、備蓄の促進を図ります。・各家庭が、家族構成などを踏まえた食料・生活必需品の備蓄を継続的に行えるよう、「備蓄消費モデル(仮称)」を構築します。・非常用電源となる蓄電池、太陽光発電設備の設置を支援します。2020年までに…家庭や事業所での備蓄100%公助の備蓄強化等イメージガソリンスタンドで給油待ちの列耐震補強前耐震補強後(浄水施設)重要施設への供給ルートの耐震継手化主要な駅避難所給水所首都中枢機関医療機関被害が大きいと想定される地域オリンピック・パラオリンピック施設― 28 ―地震・区部多摩〜数時間後〜三日後発災直後四日目以降〜〜三日後

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer10.2以上が必要です