東京の防災プラン
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― 30 ―2020年に向けて備えるべき取組の方向性9.公助による救出救助活動の展開大規模な災害が発生しても、迅速かつ的確な救出救助活動が展開できる環境が整っています◆2020年には…公助の取組■救出救助活動に必要となる道路の閉塞を防ぎます・緊急輸送道路※26沿道の建築物の耐震化を進めます。・震災時の緊急輸送を円滑に行うため、橋梁りょうの耐震補強を進めます。・防災対策の視点を強化して、緊急輸送道路などにおいて、電線類を地中に埋設する「無電柱化」を進めます。・液状化によるマンホールの浮上抑制対策を進めます。■道路上に散乱したがれきを迅速に除去します・がれきの撤去に必要不可欠な重機類、資機材等の確保を図るとともに、関係団体とも連携し迅速な道路啓開体制を構築します。・関係機関と連携し、道路啓開計画の策定を進めていきます。■道路以外のルートも最大限確保します・緊急時の救出救助活動が展開できるよう、ヘリコプターの離着陸場の確保を図ります。・船着場や周辺の整備、後背地施設との連携等により、陸上・水上の一体的な救出救助・輸送ルートの確保を進めます。・東京港の耐震強化岸壁の整備を進めるとともに、近隣の港湾関係機関等とも連携し、発災時における東京港の機能維持及び広域的な輸送ルートの確保等に向け、航路啓開及び早期復旧体制の整備を実施します。■関係機関が救出救助活動を展開できる拠点を確保します・昼夜を問わず行われる救出救助活動を迅速かつ円滑に行えるよう、大規模な救出救助活動の拠点となる都立公園の防災機能の強化を図ります。・緊急消防援助隊※49等全国からの応援部隊の受入拠点整備、海外からの応援部隊の受入態勢確立など、大規模災害にも円滑に対処できる体制を構築します。■様々な事態に対応できる災害対応力を強化します・航空消防救助機動部隊、災害重機部隊等高度な活動能力を備えた専門部隊の創設及び外国人対応が可能な救急部隊等の整備を進めていきます。・地域特性を踏まえた災害対応を可能とする各種施設、資機材の整備を図っていきます。■都民の命を守る医療機能を強化します・災害拠点病院※27等医療施設の耐震化を図るとともに、ライフラインの機能を確保します。・継続的に医療行為を行えるよう事業継続計画(BCP)の策定を促進します。・訓練の実施等により、東京DMATと関係機関の連携強化を図ります。・主に重症者の収容、治療を行う災害拠点病院の拡充を図っていきます。建築物の耐震化東京DMAT関係機関の活動拠点橋梁の耐震化無電柱化の推進― 30 ―地震・区部多摩〜数時間後〜三日後発災直後四日目以降〜〜三日後

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