東京の防災プラン
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― 42 ―2020年に向けて備えるべき取組の方向性1.島しょ地域における迅速な避難の実現地震による津波が襲来しても、迅速な避難等により、人的被害が大幅に軽減される体制が整っています◆2020年には…自助・共助の取組公助の取組■津波を正しく恐れ、備えましょう・緊急地震速報を受けたり、強い揺れを感じたときは、急いで安全な場所に避難し、自らの命を守りましょう。・地域の人と連携し、要配慮者※1の方と一緒に避難できるよう、隣近所のつながりを作りましょう。・防災訓練を通じて、避難時に適切な行動をとれるようになりましょう。・浸水が想定される地域内では、事前に津波避難計画を策定するなど、地域で津波避難に対する対策をとりましょう。■最大クラスの津波からも身を守れるよう、ハードとソフト両面の避難対策を実施します・早期避難が困難な港に津波避難タワー等を整備します。・道路整備や道路付近の土砂災害のおそれのある箇所の対策を着実に進め、避難路となる安全な道路を確保します。・避難路周辺の夜間照明等の整備支援を検討します。・津波警報、注意報等の情報を迅速・的確に収集し、住民等にいち早く伝達する体制を構築します。・各島しょ町村の津波浸水ハザードマップや津波避難計画の策定を支援します。・各島しょ町村と協力して宿泊施設等の津波避難計画の策定を促進するなど、観光客も含めた避難対策を推進します。・避難所となる施設の耐震化や非構造部材の落下防止対策を進めます。・避難行動要支援者※2名簿を活用した避難支援体制を整備する島しょ町村を支援します。・住民参加型の津波避難訓練と避難計画の見直しを継続的に行います。2020年までに…ハザードマップ基本図を基に、島しょ町村が津波浸水ハザードマップ・津波避難計画を策定■発生頻度の高い津波から人命や財産を守ります・浸水を防止するため、海岸堤防の嵩かさ上げ等を実施します。・港湾・漁港の機能を維持し、島民生活や経済活動が継続できるよう、施設改良を実施します。2020年までに…必要な堤防高を確保している海岸 22海岸避難訓練の様子海岸堤防の嵩かさ上げ津波避難施設津波注意標識ハザードマップ基本図2020年に向けてあらかじめ備えるべき取組― 42 ―〜一週間程度地震・島しょ発災〜数十分後発災〜数十分後

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