東京の防災プラン
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― 2 ―「東京の防災プラン」について■ 策定の背景■ 策定の意義◆ 東日本大震災以降、東京都では防災対策の抜本的な見直しを行い、東京都地域防災計画の修正に反映させてきました。そして東京都地域防災計画に基づく役割に応じて、東京都をはじめ、国、区市町村、防災関係機関などと連携し、東京の防災力向上に向けて着実に防災対策を進めてきました。◆ こうした中、2020年には、東京オリンピック・パラリンピック競技大会が開催されます。大会の成功はもとより、大会開催を契機に、世界一の都市を目指していくことが重要です。中でも防災対策は、その都市の安全・安心を支える土台となるものであり、2020年を目指してこれまで以上に推進を図ることが求められています。◆ このプランは、2015年度(平成27年度)から2020年度(平成32年度)までのおおむね6年間で備えるべき防災の主な取組を示しています。◆ こうしたことから、2020年までの行政にとっての行動戦略となるものであると同時に、都民、企業の皆さまにとっての防災の取組指針ともなるものです。◆ 今後、これまで以上に国、区市町村、近隣自治体などの関係機関、そして都民、企業の皆さまの理解と協力を得ながら、自助・共助・公助が一体となって本プランに掲げる防災の取組を進めていき、世界一安全・安心な都市東京を目指していきます。◆ 「東京の防災プラン」は、2つの基本的な考え方を踏まえ、地震、風水害といった自然災害に対して、都民・地域、企業及び行政があらかじめ備えるべき防災の取組について取りまとめています。① 東京オリンピック・パラリンピック競技大会開催を見据え、東京都地域防災計画で掲げる予防業務の実効性確保と、災害発生時の応急・復旧業務の円滑化に向けた事前の取組をスピード感をもって推進すること② 防災対策を進めていく上で重要な自助・共助の担い手である都民・地域、企業の理解と協力を深め、防災に係る具体的な行動につなげていくこと策定に当たっての基本的な考え方

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