東京の防災プラン
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― 3 ―■ 東京が目指す都市像■ プランの構成◆ 地震、風水害といった自然災害のリスクに常にさらされている中で、東京が目指すべき「世界一安全・安心な都市」像と3つの具体的な視点を掲げています。◆ 対象とする災害及び地域ごとに、4つのポイントを踏まえた構成により、それぞれの対策を記載しています。都民・地域、企業及び行政の取組を通じて、「世界一安全・安心な都市」にふさわしい災害対応力が備わっている都市●都民・地域及び企業の災害に対する心構えや意識が高く、大規模な自然災害が発生しても、都民一人ひとりが相互に助け合い、適切な行動をとることができる社会が形成されている●自然災害発生時には、東京都、区市町村に加えて、自衛隊、警察、消防等が円滑に連携し、迅速な人命救助等が行われるとともに、避難所等が円滑に運営されるなど、命を守る災害対応体制が構築されている●首都直下地震などの大規模災害に対して、木造住宅密集地域の改善や建築物・ライフライン施設等の耐震化、道路ネットワークの確保や豪雨、津波対策など、強靭じんな防災都市づくり等が着実に進展している目指すべき都市像と3つの視点災害地震風水害地域区部・多摩/島しょ都内各地4つのポイントポイントの説明①災害発生により起こりうる事態をシナリオで時系列に描写自宅や繁華街などで被災した場合どのような事態が身の回りで起こりうるか、発災前後から一連の流れについて記載②シナリオから導き出される事態と現在の到達点を記載一般的な事象として想定される事態に対するこれまでの取組状況について記載③将来像及び重点的に実施すべき取組の方向性を明示それぞれの事態に対して、都民・地域、企業及び行政の取組を通じて目指すべき2020年の将来像と、その実現に向けて各主体が備えるべき主な取組の方向性を記載④自助・共助・公助それぞれが備えるべき具体的取組を策定目指すべき14の将来像とそれに向けた54の取組を工程表とともに記載(自助・共助の取組13、公助の取組41)※公助の取組については、2017年度(平成29年度)までの3年間の主な取組を記載

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