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応急手当


応急手当の重要性

けが人や急病人(以下、傷病者)が発生した場合、居合わせた人が手当を正しく速やかに行えば、傷病者の救命効果が向上し、傷病治療の経過にも良い影響を与えます。いざ、緊急の事態に遭遇した場合、適切な手当を実施するには日頃から手当に関する知識、技術を身につけておくことが大切です。1人でも多くの手当 をできるようにしましょう。

手当の目的

手当の目的は「救命」「悪化防止」「苦痛の軽減」です。生命にかかわる意識障害、呼吸停止、心臓停止、多量出血などの症状を認めた場合には「救命」を目的とした手当が必要です。また、生命に関わらない傷病者には、「悪化防止」「苦痛の軽減」を目的とした手当が必要です。

救命

文字通り、生命を救うことが目的です。手当を行う際はこの救命を目的とした手当を最優先します。

悪化防止

けが人や病気を治すためでなく、現状以上に悪化させないことが目的です。傷病者の症状、訴えを十分把握した上で、慎重かつ適切な手当を行います。原則、薬は医師の指示により使用します。

苦痛の軽減

傷病者に心身ともに苦痛を与えないことが目的です。できるだけ苦痛を与えない手当を心がけるとともに励ましの言葉をかけるようにします。

手当の必要性

救急車が到着するまでに、手当を行うことで傷病者の死亡率が大きく下がります。また、災害時には平常時に比べ、救急車の支援に期待することができませんので、手当の必要性は非常に高いものになります。

5分間の救命手当の必要性

救急車が要請を受けてから現場に到着するまでの平均時間は東京都内で5,6分です。この5分という時間は傷病者の生命を大きく左右します。

自主救護の必要性

自分たちの生命、身体は自分たちで守るという心構えを持つ必要があります。傷病者が発生したらお互い協力しあって救護活動をしましょう。

他人を救おうとする社会が自分を救う

傷病者が発生した時、放置するのではなく、誰かがすぐに手当を行うような社会にすることが大切です。正しい知識と技術を覚えて実行することが大切です。


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東京都総務局総合防災部防災管理課
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