第五回認定式開催
更新日 平成28年5月11日印刷
平成28年4月17日(日曜日)、東京都庁第一本庁舎5階大会議場にて、東京防災隣組第五回認定式が執り行われました。
30団体に認定証を授与
認定式では、今回認定された30団体に認定証が授与されました。
事例発表
認定された団体の中から2団体が事例発表を行いました。
グランドメゾン杉並シーズン管理組合防災会(杉並区)は、「大規模マンション独自の“フロア組織”全住民が防災の担い手に~多世代参加で進化するコミュニティ防災~」と題して、東日本大震災を契機に大震災対策を始動し、各棟のフロアを基盤に全住民が参加する防災組織を創り、防災対策を進めていることについて発表されました。
具体的な取組内容として、8棟それぞれでの棟ミーティングや各フロアミーティングの開催、各棟ごとに消火器訓練などの実践訓練、救命講習会の開催などについてお話しされました。
次に、西町友和会(国分寺市)は、「市境における近隣自治会等との連携した取り組み」と題して、避難場所が遠いこと、国立市に隣接する地域であることから、第一避難場所を国立市の小学校に設定し、国立市と連携を図りながら、様々な活動を通して地域の防災力向上を図っていることについて発表されました。
具体的な取組内容として、西町友和会主催で防災訓練や防災講習会などを実施するほか、第一避難所(国立市)での防災訓練、国分寺市・国立市それぞれの防災訓練参加など連携の様子についてお話しされました。


記念講演
防災・危機管理アドバイザーとして多数の講演や執筆等でご活躍される山村 武彦氏(防災システム研究所所長)より、「東京防災隣組とスマート防災」と題してご講演いただきました。
山村先生は、4月14日から発生していた熊本地震により、記念講演直前まで、現地に赴いていらっしゃいました。
始めに、熊本地震による、被害状況や避難所の様子などをお話しされたほか、ネパール地震、関東・東北豪雨を例に、「命を守ることを優先する」、「災害予防訓練」の重要性をお話しされました。
その上で、認定団体に対し、いざというときの「近助」の担い手として各地域の防災力向上のために活躍してほしいという、期待を込めたエールをいただきました。

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