河川の氾濫とは?

イラスト:街中でよくみられる川の流域 河川敷にグラウンドがあるような大きな川の流域
※流域とは降った雨が川に集まる区域
  • 大雨で川の水位が上がって、堤防の高さを越えたり、堤防が壊れて、水があふれる現象です(これを外水氾濫といいます)。
  • 街中でよく見られる小さな川と、河川敷にグラウンドがあるような大きな川では、流域面積が異なることで、被害の大きさや、氾濫までの時間が違います。
  • 上流で降った雨でも水位が上がるので、注意が必要です。

街中でよく見られる小さな川(神田川、目黒川、石神井川、空堀川など)

1 晴れている

イラスト:晴れているときの小さな川

川底が見えるくらいの水位で、さらさらと流れている。

2 雨が降り始める

イラスト:雨の降り始めの小さな川

降り始めるとすぐににごって川底が見えなくなり、流れが速くなる。

3 さらに、雨が強くなる

イラスト:さらに雨が強くなったときの小さな川

狭い流域から水が一気に集まるため、家が建っている地面の高さまで水位が急上昇

4 川から水があふれる

写真:水が溢れたちいさな川

神田川の氾濫の状況

  • 川沿いで浸水
  • 雨が止むと急速に水位が低下

河川敷にグラウンドがあるような大きな川(荒川、江戸川、多摩川など)

1 晴れている

イラスト:晴れているときの大きな川

大きな水路をゆったりと流れている。

2 雨が降り始める

イラスト:雨の降り始めの大きな川

降り始めてから時間の経過とともに、少しずつ水位が上昇

3 さらに長い時間、強い雨が降り続く

イラスト:さらに雨が強くなったときの大きな川

広い流域から水が集まるため水位がゆっくり上昇
(堤防の上の付近まで上昇)

4 川から水があふれる

写真:水が溢れた大きな川
※平成27年9月豪雨(茨城県常総市)
(提供:国土交通省関東地方整備局)

鬼怒川の氾濫の状況

  • 広範囲に渡り、浸水
  • 雨が止んでも浸水が長く続く

内水氾濫とは?

イラスト1
内水氾濫
イラスト2
外水氾濫
  • 急激な豪雨が発生し、雨量が下水道等の排水能力を超えたとき、道路が冠水することがあります。
  • 道路から地下室へ水が流れたり、マンホールの蓋が吹き上げられたりするので地上階以上へ上がる、冠水した道路を歩かないなどの注意が必要です。

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