駅前滞留者対策訓練の様子 蒲田駅(大田区)

蒲田駅周辺の状況

想定

滞留者:約7.4万人(うち帰宅困難者: 約2.2万人)

平成18年5月「首都直下地震による東京都の被害想定報告書」による

地域特性

  • 鉄道の乗降客と乗り換え客が多い(鉄道3事業者5路線、バス2事業者)
    鉄道乗降客数:1日あたり約46.9万人
  • 緊急交通路等が駅周辺を縦横断している(第一京浜、環八通り、JR)
  • 飲食店等の商業地と住宅地が混在し、一部には木造建築物が集積している
  • JR蒲田駅の東西間を移動する歩行者が多い
  • 滞留者全体の中で、近距離徒歩帰宅者の割合が大きい(滞留者全体の約54%が帰宅距離5キロ未満)

蒲田駅周辺の地図

地域特性等を踏まえた訓練の実施

蒲田駅周辺災害時滞留者対策訓練

訓練概要

  • 主体:蒲田駅周辺滞留者対策推進協議会
  • 訓練日:平成22年12月2日(木曜日) 午前9時25分から正午
  • 参加者:約 2,000人

主な訓練内容

混乱防止の呼びかけ・誘導

  • むやみに移動しないことなどの呼びかけ
  • 駅や路上からの安全な場所への誘導
  • 滞留者の帰宅距離に応じた一時待機場所の振り分け

災害情報の受発信

  • 情報受発信拠点である現地本部の運営

負傷者対応

  • 救護所等でのトリアージ、応急救護
  • 郵便集配車による重症者搬送

一時待機

  • 事業者施設内での一時待機(自助)
  • 路上等で発生した滞留者の事業者施設内での一時待機(共助)
  • 災害情報の提供や安否確認方法の周知

滞留者の単独行動により生じた駅前の混乱の抑制

  • 駅前で生じた混乱を解消するため、現地本部実働班が単独行動する滞留者を誘導

徒歩帰宅者の支援

  • 道路の安全確認後、方面別の時差帰宅
  • コンビニエンスストア(帰宅支援ステーション)での水道水・トイレの提供

帰宅困難者の支援

  • 事業者施設内での一時収容(宿泊を想定)
  • 帰宅困難者と事業者の連携による一時収容場所の自主運営
  • バスによる方面別の代替輸送
むやみに移動しないことの呼びかけの写真
むやみに移動しないことの呼びかけ
滞留者の単独行動による駅前の混乱の写真
滞留者の単独行動による駅前の混乱

コンビニエンスストアでの水道水の提供の写真
コンビニエンスストアでの水道水の提供
一時収容場所の自主運営の写真
一時収容場所の自主運営

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東京都総務局総合防災部防災管理課
電話:03-5388-2453
メールアドレス:S0000040(at)section.metro.tokyo.jp (at)を@に変えて送信して下さい。

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