大雪への事前の備え
東京における降雪について知る
東京都においても毎年降雪が観測され、車の立ち往生や歩き慣れない道での転倒、電車の運転見合わせ等、様々な問題が発生する恐れがあります。降雪時に適切な対応を取るためには、事前に正しい知識を身につけ、万全の準備を行うことが重要です。
過去の都内での被害状況
※画像元:冬道のそなえは万全に!(国土交通省 関東地方整備局 東京国道事務所)
https://www.ktr.mlit.go.jp/toukoku/toukoku00061.html
東京の降雪日数
11月 |
12月 |
1月 |
2月 |
3月 |
4月 |
計 |
|
---|---|---|---|---|---|---|---|
2010~2011(平成22~23年) | 0 | 1 | 4 | 7 | 1 | 0 | 13 |
2011~2012(平成23~24年) | 0 | 0 | 4 | 5 | 1 | 0 | 10 |
2012~2013(平成24~25年) |
0 | 0 | 2 | 3 | 0 | 0 | 5 |
2013~2014(平成25~26年) | 0 | 1 | 3 | 6 | 1 | 0 | 11 |
2014~2015(平成26~27年) | 0 | 2 | 4 | 3 | 1 | 1 | 11 |
2015~2016(平成27~28年) | 0 | 0 | 2 | 3 | 1 | 0 | 6 |
2016~2017(平成28~29年) | 1 | 0 | 2 | 4 | 0 | 0 | 7 |
2017~2018(平成29~30年) | 0 | 1 | 4 | 5 | 1 | 0 | 11 |
※ 2014年11月までは大手町で観測し、2014年12月からは北の丸で観測しています。
(平成30年4月更新 気象庁調べ)
気象情報について知る
降雪時に慌てないためには、気象庁が発表する警報や注意報、予報、降積雪の状況などに注意することが重要です。気象庁が発表する気象情報について事前に知っておくとともに、日頃から、気象庁ホームページ、テレビ、ラジオなどから気象情報を積極的に収集するようにしましょう。
不要不急の外出を控えるための備え
降雪予報が出たら、外出しないで済むように早めに食料の備蓄をし、停電に備えて電気がなくても暖をとれる準備をしておきましょう。
自動車を利用する場合の備え
冬用タイヤへの履き替えなど
積雪時の冬用タイヤやタイヤチェーンの未装着での走行は、スリップ等による立ち往生の原因となり、渋滞や事故の原因にもなります。冬の道路では、冬用タイヤの装着と、タイヤチェーンの携行を忘れずに行いましょう。
タイヤの滑り止めの種類
冬の道路を走るための必須装備“タイヤの滑り止め”には、大きく分けて「冬用タイヤ」と「タイヤチェーン」があります。「冬用タイヤ」とはスタッドレスタイヤとスノータイヤの総称です。
- スタッドレスタイヤ
積雪や凍結などの条件下でも高い能力を発揮できる冬用タイヤの一種。0℃以下という低温でも硬くなりにくい特殊配合のゴムで作られています。大きな凹凸によって雪を踏み固めたり、タイヤの表面で氷を引っ掻くことで、冬の道路も走行できるようになっています。 - タイヤチェーン
スタッドレスタイヤを装着すれば状態の悪い路面も走れるようになりますが、雪道での走行パワーはタイヤチェーンの方が上回ります。ただし、タイヤチェーンは積雪路以外で走行すると切れて事故につながることがあり大変危険なので、長大トンネルなどの前後では、こまめに着脱する必要があります。
雪道走行に必要な物品の準備
雪道走行に必要な物品を準備し、降雪時にやむを得ず自動車を利用する場合は、忘れずに携行しましょう。
雪道走行に必要な物品

- タイヤチェーン
- スコップ
- 手袋
- ブースターケーブル
- 携帯電話
- 懐中電灯
- 停止指示板
- けん引ロープ
水道管の凍結防止
水道管が直接外気に触れないよう、保温材を巻き付け、その上からヒモでしばって固定し、保温材が濡れないようにビニールテープ等で下からすきまなく重ねて巻きます。
- 保温材は、市販されているもののほかに、毛布・発泡スチロール等ご家庭にあるものでも代用できます。
- 万一凍ってしまった場合は、自然に溶けるのを待つか、凍った部分にタオルを被せ、ぬるま湯をゆっくりかけて溶かしてください。いきなり熱湯をかけると、水道管や蛇口が破裂することがあります。
このページに関するお問い合わせ
東京都総務局総合防災部防災管理課
電話:03-5388-2453
メールアドレス:S0000040(at)section.metro.tokyo.jp (at)を@に変えて送信して下さい。