東京都・新島村合同総合防災訓練(平成22年度)
場所:本村地区会場、若郷地区会場、式根島地区会場、新島港会場
日時:平成22年10月16日(土曜日)
平成22年度 東京都・新島村合同総合防災訓練の実施について
東京都は、新島村と合同で、地震災害、津波災害を想定した実働型訓練を平成22年10月16日(日曜日)に実施しました。
1. 訓練の概要
訓練名
平成22年度東京都・新島村合同総合防災訓練
目的
島しょ地域において地震による津波などの災害が発生した場合、島外からは容易に救助等を行なうことができないことから、島内における自助・共助体制の確立、発災時に東京都及び防災機関が対処すべき役割の確認並びに応急対策能力の向上を図る。
実施日時
平成22年10月16日(土曜日) 午前7時から午後4時まで
想定
- 平成12年6月29日に発生した「新島・神津島近海地震」から10年目の節目を迎え、マグニチュード6.3 震度6弱の近海地震災害を想定
- 東海地震の発生による津波災害を想定
参加規模等
東京都、新島村、警視庁、東京消防庁、陸上自衛隊、海上自衛隊、航空自衛隊、海上保安庁、ライフライン機関、消防団、住民等 約2,700名
主な訓練会場
本村地区会場(新島高等学校)
- 東海地震の発生を想定した高所への避難
- 航空機・船舶を活用した部隊投入、関係機関が連携した倒壊家屋等からの救出・救助、ヘリによるリペリング及びホイスト救助、医療救護班によるトリアージ等の初期医療救護活動、電気、水道、通信等ライフラインの応急復旧、展示・体験、炊き出し など
若郷地区会場(若郷漁港、村営へリポート)
- 東海地震の発生を想定した高所への避難
- 船舶等による海難救助、住民の輸送 など
式根島地区会場(式根島中学校、村営へリポート)
- 東海地震の発生を想定した高所への避難
- 緊急支援物資輸送、展示・体験、炊き出し など
新島港会場(新島港)
- ヘリ及び船舶等による海難救助、船舶の展示 など
平成22年度 東京都・新島村合同総合防災訓練の様子(概要)
東京都は、新島村と合同で、地震災害、津波災害を想定した実働型訓練を平成22年10月16日(日曜日)に実施しました。
1. 実施規模
約2,700名
2. 東海地震による津波災害を想定した訓練
新島村は、大規模地震対策特別措置法第3条の規定に基づき、東海地震の地震防災対策強化地域に指定されており、毎年10月第3週の土曜日に防災訓練を実施しています。東京都との合同となった今回も、朝7時に気象庁が東海地震予知情報を発表、警戒宣言が発令されたことを想定し、以降、地震災害警戒本部設置運営訓練、村職員や消防団非常参集訓練、避難所設置運営訓練等を続けて実施しました。


3. 各機関、部隊の進出を想定した訓練
海を隔てた島しょ地域において災害が発生した際には、各防災機関の人員、車両や資機材等を、どのようにして、そしていかに迅速に被災地に派遣するかがポイントとなります。今回の訓練では、各機関が連携し、空路と海路を使って職員や部隊の進出を行いました。


4. 住民輸送訓練
若郷地区が孤立化したことを想定し、本村地区に住民を海路、空路で輸送する訓練を実施しました。また、式根島地区から本村地区へ住民が移動する訓練も実施しました。


式根島から新島への移動
5. 新島高等学校会場
今回の訓練では、都立新島高等学校がメイン会場となりました。同校に現地対策本部が設置されたほか、住民の二次避難場所とし、本部審議訓練をはじめ救出救助、医療救護、物資搬送、ライフライン応急復旧訓練、炊き出し及び各種展示・体験型訓練が実施され、多くの島民が参加しました。










6. 式根島中学校会場
式根島地区の会場となった式根島中学校グラウンドでは、職員参集訓練・住民避難訓練のほか、式根島消防団の実施する負傷者搬送訓練等が実施されました。その後、避難した住民に対して、船舶を利用した島外避難誘導訓練や展示・体験訓練、炊き出し訓練等を実施。また、式根島村営へリポートで、本土からの物資搬送を想定し、陸上自衛隊ヘリ2機による緊急支援物資搬送訓練が実施され、住民・村職員が連携して物資を受け入れた後、来場した住民に配布しました。緊急支援物資搬送訓練終了後には、陸上自衛隊第1師団のヘリコプター「UH-1」の展示・体験搭乗も実施しました。




7. 若郷小学校跡地会場
訓練前日の10月15日に東京消防庁により、若郷地域の住民に向けた体験型訓練が実施されました。煙体験ハウスでの煙体験、起震車による地震体験、AEDなどを使用した応急救護訓練を実施し、携帯水筒バッグや保存水などの防災グッズの配布を行ないました。


8. 若郷漁港会場、新島港会場
若郷漁港会場
若郷漁港会場では、東京消防庁消防艇「みやこどり」、臨港水難救助隊の水上スクーター及び救命ボートによる漂流者の救助訓練が行われました。


新島港会場
新島港では、海上保安庁、警視庁、新島村の漁船が連携しての海難救助訓練が実施されました。また、海上保安庁の新巡視船「あまぎ」が一般公開されました。

海難救助訓練



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