東京都・昭島市・福生市・武蔵村山市・羽村市・瑞穂町合同総合防災訓練(平成19年度)
場所:昭島市会場(昭島駅北口周辺)、福生市会場(福生第七小学校)、武蔵村山市会場(総合運動場公園)、羽村市会場(富士見公園)、瑞穂町会場(瑞穂第四小学校)、東京港臨海部会場、横田基地会場、赤坂プレスセンター会場
日時:平成19年9月1日(土曜日)
平成19年度 東京都・昭島市・福生市・武蔵村山市・羽村市・瑞穂町合同総合防災訓練
1. 訓練の概要
訓練名
平成19年度東京都・昭島市・福生市・武蔵村山市・羽村市・瑞穂町合同総合防災訓練
目的
東京都と昭島市、福生市、武蔵村山市、羽村市及び瑞穂町(以下「4市1町」、という。)が合同で防災訓練を実施し、4市1町間の相互連携とこれを支援する東京都及び関係防災機関の連携体制を構築する。
実施日時
平成19年9月1日(土曜日)午前8時から正午まで(会場により異なります)
統一テーマ
「連携」
訓練の特徴
(1) 地域防災活動訓練の充実
発災時に、被災地域に居合わせた都民等の自助・共助の精神に基づく初動対応が減災に繋がる重要な要素になる。
訓練では、自宅から一時集合場所への一時避難、指定避難場所(訓練会場)への二次避難の2段階避難訓練を実施する。また、訓練会場において、避難所の開設・運営訓練とともに、各種発災対応型体験訓練を実施し、都民防災意識の高揚を図る。
(2) 災害時要援護者支援
ボランティアの支援により、災害時要援護者の二次避難所への避難誘導訓練を実施する。
(3) 自治体間相互連携
4市1町がそれぞれ被災地した場合に、余力のある自治体が近隣他市町に、物資の提供や消防団の派遣などの支援を行う連携訓練を実施する。
(4) 都市型災害対応
千葉県北西部地震で顕在化した都市型災害に対処するため、エレベーター閉じ込め対策や高層住宅における災害時要援護者支援を実施する。
(5) 空路及び海路からの支援
震災により陸路が遮断した場合に都外からの広域支援が行われることを想定し、航空機及び船舶等を活用した物資及び救援隊の搬送訓練並びに帰宅困難者訓練を実施する。
(6) 救助に関わる防災機関との連携
迅速かつ効果的な人命救助能力の向上を図るため、住民、市町、都及び関係防災機関がその責務と役割分担に基づき、連携した救出・救助訓練を実施する。
4市1町の訓練会場
昭島市会場(昭島駅北口周辺)
避難所開設・運営、災害時要援護者支援、エレベーター閉じ込め対策、帰宅困難者対策、集客施設や駅からの避難誘導、事業者による支援、市街地道路や中高層住宅における救助、応急給食・応急給水、ライフライン復旧、救護、物資集積・配分、各種展示・体験、隣接市応援、海外支援、ほか
福生市会場(福生第七小学校)
避難所開設・運営、土砂災害等対応、高所等からの救助、警備犬・救助犬演技、応急給食・応急給水、ライフライン復旧、救助及び避難、救護、物資集積・配分、各種展示・体験、隣接市応援、ほか
武蔵村山市会場(総合運動場公園)
避難所開設・運営、災害時要援護者支援、土砂災害等の対応、検視・検案身元確認、応急給食・応急給水、ライフライン復旧、救護、物資配送・配分、各種展示・体験、隣接市応援、ほか
羽村市会場(富士見公園)
避難所開設・運営、職員参集、各種被害状況調査、大規模災害医療連携、車両からの救助、道路障害物除去、応急給食・応急給水、ライフライン復旧、物資配送・配分、危険物災害対応、各種展示・体験、隣接市町応援、ほか
瑞穂町会場(瑞穂第四小学校)
ライフライン復旧、高所からの救助、災害時交通事故対応、警備犬演技、応急給食・応急給水、物資配送・配分、各種展示・体験、隣接市応援、ほか
その他の連携会場
東京港臨海部会場
都心で被災した近隣県民を対象とした帰宅困難者輸送
横田基地会場
広域緊急援助隊や医療搬送など広域支援に関わる訓練
赤坂プレスセンター会場
患者搬送
平成19年度 東京都・4市1町合同総合防災訓練の様子
平成19年9月1日(土曜日)に、東京都は昭島市・福生市・武蔵村山市・羽村市・瑞穂町と合同で総合防災訓練を実施しました。 この訓練では、震災発災直後における自助、共助体制の推進と相互に連携した活動訓練の実施による応急対応の能力向上を目指しました。また、新たな地域防災計画における防災課題の検証を目的とした訓練を実施しました。
1. 実施規模
参加機関(団体):185機関(団体)
参加人員:21,047名
2. 被災現場における防災・医療機関相互の連携
地震による大規模工場からの危険物漏洩や建物倒壊による、多数の負傷者や要救助者の発生を想定し、救助・救出活動から医療救護活動訓練を関係機関が連携することにより、被災現場における救助・救出と迅速な医療救護活動を検証する訓練を実施しました。
3. 都市型災害における救出訓練
大規模集客施設とともに幹線市道において、都市型災害における避難誘導訓練や救助・救出訓練を様々な機関の連携のもとに実施しました。
4. 航空機による人員・物資搬送等の支援訓練(横田基地・赤坂プレスセンター)
在日米軍の協力と連携のもとに、在日米軍ヘリコプターを初めて東京へリポートに離発着させ、在日米軍が管理すると横田基地及び赤坂プレスセンターを、災害時における人員・物資輸送拠点としての活用及びアクセス路等の検証を行いました。
5. 船舶等を利用した都県境を越えた帰宅困難者対策訓練
都心部で被災し帰宅困難となった千葉県及び神奈川県民を想定し、東京港臨海部から居住県に、海上自衛隊、海上保安庁及び在日米軍が保有する艦船(米軍のLCAC(エルキャック)-エアクッション(ホバークラフト)型揚陸艇を含む。)を活用した代替輸送を、関係機関及び関係県との連携のもとに実施しました。
6. 山間部等の急傾斜地における土砂災害を想定した訓練
急傾斜地等における土砂災害を想定した、救助・救出訓練、災害救助犬の捜索訓練、崩落防止シート張等の二次災害防止のための緊急対応訓練などの大規模な訓練を、各防災機関連携のもとに実施しました。
7. 各市町における自治体間及び住民・民間との連携、自助・共助・公助を目的とした地域防災訓練
防災行政無線による住民への災害時広報活動をはじめとして、避難誘導、避難所開設・運営及び炊き出し訓練など、より実践的な訓練に取り組みました。また、自治体間相互の応援・支援体制の確立を目指して、物資輸送拠点の設置による物資の集積・配分・輸送、給水支援及び消防団の派遣等、東京都と防災機関との連携により実施しました。
昭島市会場
福生市会場
武蔵村山市会場
羽村市会場
瑞穂町会場
8. 八都県市との連携による訓練
八都県市合同防災訓練他県市会場と連携することにより、首都直下地震における大規模な応援・受援体制を検証するため、応援物資の輸送訓練、帰宅困難者対応訓練などを実施しました。
このページに関するお問い合わせ
東京都総務局総合防災部防災管理課
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