東京都・大島町合同総合防災訓練(平成18年度)
場所:つばき小学校、さくら小学校、差木地小学校、元町港、岡田港、波浮港、大島空港、砂の浜、トウシキ園地
日時:平成18年11月21日(火曜日)
平成18年度 東京都・大島町合同総合防災訓練の実施について
東京都は、11月21日に大島町と合同で島しょ地域における総合防災訓練を実施しました。
島しょ地域における総合防災訓練は、隔年で実施しています。
1. 訓練の概要
訓練名
平成18年度東京都・大島町合同総合防災訓練
目的
島しょ地域は、火山噴火や地震、津波による災害など、多様なリスクを抱えている。また、災害発生時は、容易に救助へ行くことができない状況にある。このため、島しょ町村と東京都及び防災機関が合同で訓練を実施することで、
- 島内における自助・共助体制の推進
- 東京都および防災機関が対処すべき役割の確認を行い、災害対応能力の強化を図る。
を行い、災害対応能力の強化を図る。
実施日時
平成18年11月21日(火曜日)午前6時から正午まで
今回の特徴
- 火山噴火及び地震による津波に対する住民の対処訓練を実施
- 昭和61年の噴火時と、現在の状況の差異を踏まえた訓練を実施
- 噴火、溶岩流により、島内が複数のエリアに分断された状況を想定
主な訓練会場(大島町内)
小学校会場 (つばき・さくら・差木地)
医療救護訓練、倒壊家屋・事故車両からの救出救助訓練、建物からの救出救助訓練、漏水復旧訓練、応急電源確保訓練、応急給水訓練、非常炊き出し訓練、各種展示体験など
港湾会場 (元町・岡田・波浮港)
ヘリコプター、ゴムボート等による水難者救出・救助訓練、船舶による島民の島外避難訓練、島外からの救援物資受入れ訓練
大島空港会場 (大島空港)
島外からの救援物資・車両受入れ訓練
その他の会場
トウシキ園地
臨時へリポート発着訓練、島外からの救援物資・車両受入れ訓練
砂の浜
艦艇による救援部隊上陸支援訓練
2. 主な訓練結果
- 住民による自主防災組織、消防団等の連携の下、発災初期における災害時要援護者の安否確認・避難誘導を実施しました。また、被害が拡大した想定の下、住民避難誘導訓練を実施しました。
- 火山噴火災害や地震による津波災害が発生した想定にもとづき、島外の防災機関が救援に駆けつけるまでの間に、大島町・大島支庁・島内関係防災機関が対処する初動対応訓練を実施しました。
- 高齢化の進展、島内輸送力の減少、循環道路等の整備による移動時間の短縮等、島内の現状を踏まえた訓練を実施することで、今後の住民避難計画に資することができました。
- 東京都および島外の防災機関による救援活動を実施することで、それぞれの役割・対処方法を再確認しました。
- 八都県市の応援を受け、ヘリコプターによる広域的な救援物資の輸送訓練を実施しました。
3. 参加者数
組織名 | 人数 |
---|---|
町役場・消防本部・消防団 | 516名 |
住民・自主防災組織 | 2,260名 |
児童生徒等 | 607名 |
島内防災機関・協力参加団体等 | 257名 |
組織名 | 人数 |
---|---|
東京都各局等 | 265名 |
警視庁 | 179名 |
東京消防庁 | 82名 |
防災関係機関・協力参加団体等 | 698名 |
合計 4,864名
平成18年度 東京都・大島町合同総合防災訓練の様子
東京都は、11月21日に大島町と合同で島しょ地域における総合防災訓練を実施しました。
島しょ地域における総合防災訓練は、隔年で実施しています。この訓練では、島内における自助・共助の推進を図るとともに、東京都および防災機関が連携した訓練を実施することにより、災害対応能力の強化をめざしました。
1. 実施規模
参加機関(団体):54機関(団体)
参加人員:4,864名
2. 住民避難誘導訓練
自主防災組織、消防団等の連携により、地域住民の一次避難場所への避難が整然と行われました。
3. 災害時要援護者等の島外避難訓練
海上保安庁の巡視船により、早期に島外へ避難させる必要のある、児童生徒、災害時要援護者の避難訓練を実施しました。
4. 医療救護訓練
東京都、大島町、日本赤十字社東京都支部、献血供給事業団等が連携して、負傷者に対する医療救護活動訓練を実施しました。
5. 救援物資・車両輸送訓練
航空自衛隊や八都県市の協力を得て、大島町へ救援物資や血液輸送車、救助車両を空輸する訓練を実施しました。
6. 港が使用できない場合の救助訓練
港湾や陸路が途絶した場合を想定し、陸上自衛隊が、海上自衛隊艦艇の支援の下、砂浜から上陸し、救助場所へ向かう訓練を実施しました。
7. 倒壊家屋・事故車両からの救出救助訓練
噴火に伴う地振動等により発生した倒壊家屋、事故車両からの救出救助訓練を、陸上自衛隊、警視庁、東京消防庁が実施しました。
8. 津波による漂流者救出救助訓練
津波で発生した漂流者を、ヘリコプターやボート、地元漁船の協力等で捜索、救助する訓練を海上保安庁、警視庁、東京消防庁が実施しました。
9. ライフライン復旧訓練
噴火や地震で被害を受けた電気、水道、電話等、ライフラインの復旧訓練を実施しました。
10. 炊き出し訓練
避難所である各小学校会場で、地域住民を対象に非常食による炊き出し訓練を実施しました。
このページに関するお問い合わせ
東京都総務局総合防災部防災管理課
電話:03-5388-2453
メールアドレス:S0000040(at)section.metro.tokyo.jp (at)を@に変えて送信して下さい。