東京都・小平市・西東京市・武蔵野市・小金井市合同総合防災訓練(平成23年度)
場所:都立小金井公園、東京港臨海部など
日時:平成23年10月29日(土曜日)
平成23年度 東京都・小平市・西東京市・武蔵野市・小金井市合同総合防災訓練の実施について
東京都は、小平市・西東京市・武蔵野市・小金井市と合同で下記のとおり総合防災訓練を実施いたしましたので、お知らせします。
なお、本訓練は、九都県市合同防災訓練の東京都会場としても実施しました。
1.訓練のポスター
平成23年度総合防災訓練のポスターです。
2.会場マップ
平成23年度総合防災訓練の会場マップです。
3.訓練概要
訓練名
平成23年度東京都・小平市・西東京市・武蔵野市・小金井市合同総合防災訓練
目的
震災時における都、市、各防災機関との連携の強化及び自助・共助に基づく地域防災力の向上を図るため、実践的な訓練を実施する。
実施日時
平成23年10月29日(土曜日)午前9時から正午まで(展示・体験コーナーは午後1時まで)
主な会場
都立小金井公園、東京港臨海部など
特徴
東日本大震災によって明らかになった教訓に対応した実践的な内容とする。
- シナリオを訓練参加者に予め知らせず、現場での判断で訓練を実施することにより、発災時における関係機関の即応力・連携の強化を図る
- 地域住民による倒壊家屋からの被災者の救出など、共助による取組を拡充する
- 水門や陸こうの閉鎖及び住民避難など、東京港における津波対策を検証する
主な訓練実施内容(都立小金井公園)
(注)は、シナリオを知らせない実践的な訓練
大規模な救出救助訓練(いこいの広場)
警察・消防・自衛隊等の防災機関、アジア大都市ネットワーク21都市(シンガポール、ソウル、台北)の消防隊が連携した救出救助、東京DMAT等による救命処置、ヘリによる負傷者搬送 など
住民による救出救助訓練(こどもの広場)
合同4市の市民約2,000人が参加する、隣近所の住民による倒壊家屋からの救出救助、担架搬送、応急救護 など
(注)緊急支援物資搬送訓練(ゆりの木広場)
市職員やボランティア等による、医薬品を含む大量な緊急支援物資の仕分けと避難所からの多様な要望への対応 など
避難生活体験訓練(ユーカリ広場)等
応急仮設住宅や屋外入浴施設等避難生活の疑似体験、自衛隊等による炊き出し、応急仮設住宅などのパネル展示 など
(注)医療救護班活動訓練(多目的広場)
医療救護所、避難所等において、各医療機関等が連携して傷病者に対して実施するトリアージ、医療処置、病院搬送 など
展示・体験型訓練(わんぱく広場等)
ライフライン等の防災機関によるブース展示、特殊車両や警視庁騎馬隊等の展示、初期消火等の体験、キッズコーナー、スタンプラリー など
その他の会場における主な訓練内容
東京港臨海部
水門閉鎖や晴海地区における陸こう閉鎖、住民等の避難
横田基地
ヘリによる支援物資搬送
花小金井南中学校
遺体の検視・検案・身元確認訓練
4.訓練当日のお知らせ
公園内の第一駐車場が使用できませんので、車での来場はお控え下さい。また、公園を中心にヘリコプターによる訓練を行います。皆さんのご理解・ご協力をお願いします。
災害等により総合防災訓練中止の際は、このページにおいても、周知を行います。
平成23年度 東京都・小平市・西東京市・武蔵野市・小金井市合同総合防災訓練の様子
東京都は、平成23年10月29日、首都直下型地震を想定した総合防災訓練を実施しました。
1. 実施規模
参加機関(団体):約170機関(団体)
参加人員:約19,000名
2. 本部長非常参集訓練・本部審議訓練
勤務時間外を想定し、本部長私邸より都庁本庁舎までの緊急参集の計画を検証するなど、本部長参集から本部長指示までの一連の流れを訓練しました。
3. 大規模救出救助訓練
都立小金井公園「いこいの広場」で、地震により倒壊した住宅に取り残された住民多数という想定のもと、自衛隊、警視庁、東京消防庁を中心とした救助部隊が出動し、救出救助訓練を実施しました。
また、訓練を行うに当たって、救出部隊に対して、被災現場の状況や救出救助の役割分担、負傷者の状態や負傷者数について、あらかじめその内容をブラインド化(秘匿化)した訓練を実施しました。
4. 4市の市民による救出救助訓練等
大規模災害時には、住民同士がお互いに助け合う「共助」が非常に重要になることから、都立小金井公園「こどもの広場」においては「共助」をテーマとして「市民の共助による救出救助訓練」「学校生徒による体験型教育訓練」「被災地擬似体験」を実施しました。
5. 医療救護班活動訓練・検視検案身元確認訓練
都立小金井公園「多目的広場」にて、傷病者の規模や症例及び後方医療施設への搬送手段となる救急車の台数等、訓練にかかる情報を一部ブラインド化、より実災害時に近い状況を想定し訓練を行いました。
また、小金井市総合体育館で行われた避難所運営訓練と共同して、医療救護班が避難所を巡回し、診療や感染症の疑いがある患者の隔離等をブラインド型訓練として実施しました。
6. 緊急支援物資輸送訓練
東日本大震災の教訓として、被災地に支援された物資が現場に行き届かなかった事案にスポットをあて、園内ゆりの木広場にて、各自治体、防災機関、ボランティア、住民が連携して、物資集積場所と避難所との情報連絡、道路寸断による迂回路の設定などをブラインド項目として訓練を実施しました。
7. 避難生活体験訓練
都立小金井公園「ユーカリ広場」内に応急仮設住宅を建設し、各市民の公募で選ばれた住民を対象に、訓練前日からの宿泊体験訓練を実施しました。学習の時間では、外出時に被災した場合の集合場所などを家族で話し合ってもらうほか、体験の時間では、炊き出し訓練や陸上自衛隊の野外入浴施設体験などの訓練を実施しました。また、訓練当日では、過去最大規模の食数となるカレーの炊き出し訓練が行われました。
8. 高潮・津波対策訓練
相模トラフを震源とする関東地震を想定し、津波警報が発表されたことを想定して、東京港及び都内河川を管理する関係機関による水門等の閉鎖及び情報連絡訓練を実施しました。また、中央区晴海地区では、防潮提の外側に居合わせた住民等を避難させる避難誘導訓練を実施しました。
9. 展示・体験・応急復旧訓練会場
都立小金井公園の園道上に約40の防災機関・事業者の展示ブースを配置して、東日本大震災での災害活動の紹介や家具転倒防止や災害時伝言ダイヤルなどの防災普及啓発に係る展示・体験訓練を実施しました。またライフライン関係事業者が応急復旧訓練を実施しました。この園道は各訓練会場を結ぶ園道であり、多くの見学者の往来があり、大変賑わいました。
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このページに関するお問い合わせ
東京都総務局総合防災部防災管理課
電話:03-5388-2453
メールアドレス:S0000040(at)section.metro.tokyo.jp (at)を@に変えて送信して下さい。